第3章 「戦う人形」
「ストレリチアが救命に来た、耐えられるか?」
「えっ、…誰が乗ってるんですか!?」
「やった!それまでに持ち耐えれば…」と様々な返事が返ってきた
デルフィニウムは倒れてしまい、その影響で閉じていた所から叫竜が沢山出てきてしまった。
「あんなに叫竜が沢山…。」
先程よりも倍の数の叫竜によって、フランクス3機が挟み撃ち状態になってしまった
デルフィニウムが叫竜に食べられそうになった瞬間ストレリチアの槍の武器で大型の叫竜が倒された。
「「「ストレリチア!!」」」
「そのままストレリチアに任せて全機そこから退出」
「了解!!行くぞ、イチゴ」
3機はその場から退場した後、
ストレリチアは一気に叫竜を倒していった。
「へぇ…そうなんだ、じゃあちょっと本気出してみようかな?」
ミツルの言葉によって、ゼロツーは顔が変わったかの様に
そう呟いていた
「ストレリチア、それぐらいでいい。退出は済んだ。」
「僕もうちょっと遊んでいくよ。」
「駄目よ、戻りなさいゼロツー!!」
ゼロツーはナナさん達の命令を無視し、
ストレリチアは更に叫竜を倒していった。
「……お疲れ様、皆。
ミク途中から気絶したって聞いたから心配したよ」
「全然大丈夫よ、心配ありがとうゼロ!!」
ミクと話してる中、ストレリチアは全身叫竜の血を纏いながら戻ってきた。
「ただいまダーリン、ゼロ」
「おかえりなさい、ゼロツー」
自分達だけに出された手、笑顔の代償__________
「あれ、そう言えばミツルは?」
フトシ君がそう言った後、急いでストレリチアの中にいる
ミツル君の元に向かった。
「ミツル!!おい、大丈夫か!?」
「ナナさん、ミツルが…!!」
「えぇ分かってるわ。
ゼロ、ミツルを連れて医療室に!!」
「っ…分かりました!」
噂は本当だったんだ、変わり果てたミツルを見て思った。
「やっぱりお前じゃ、僕のダーリンにはなれないね。
僕のダーリンは____________君だけだ。」
ゼロツーは、ヒロにそう呟いていた。