【Pkmn】Love me! Love me!【悪の組織】
第1章 Beginning of the story
柊が19歳の時だった。
RainbowRocket団を壊滅させた若い子供がニュースで話題になっていた。
10歳ぐらいの子供でびっくりするぐらい大人びていた。
人々はその子に最大の喝采を送り、その栄誉を讃えた。
しかし、その子は何処かへと消えてしまった。多くの人々は悲しみに暮れたらしい。
そして、その子供の事を忘れない様に像が作られた。
「希望の神子」
確かにこんな名前だった事を柊は知っているだろう。
その時は皆、RR団は完全に無くなったと思っていた。
だからこの像を建て、1日1回拝んで平和を祈ってたのかも知れない。
柊もずっと平和にいられるように願っていた。
ある時、ふと、子供の像と目が合った。
「平和なんてある訳ないんだ。」
そんな声が聞こえた気がした。
一昔前の出来事である。