第12章 山ちゃん本気を出す!PART②
山崎
「オヤジ、冷酒。この子と分けたいからお猪口2つ頼むわ。」
オヤジ
「あいよ。」
居酒屋にあまり来たことがないのか、
美奈さんは目を輝かせながら店内を見回している。
オヤジ
「はいよ、通しと冷やね。
それとお猪口が2つ!!」
"カタッ…カタッ……"
威勢の良いオヤジが、
あっという間にお通しとお猪口を出してくれた。
山崎
「ありがと。
それじゃ……」
俺が美奈さんに酒をつごうとすると、
すでに燗を持ち…
佐藤
「退…いつもお疲れ様です(*´ω`*)」
"トクトク…"
並々注いでくれた。
山崎
「…ありがとう(#´;Д;`#)」
(いつもありがとうなんて…
普段誰からも言われないから嬉しいや。)
俺は最初の一杯はグイッと呑む…
普段の呑み慣れてる酒なのにやけに美味かった。