第1章 合同面接
(はぁ…)
私は深く肩を落としながら一番後ろに座った。
(どうしよぅ…手が震える…)
私は自分の手をそっと握り合う。
何もしないより少しは落ち着く。
"ガラガラガラガラッ…"
っとその時、
戸が開き、さっきの隊士さんとは違う感じの隊服を着た人が入ってきた。
"ザワザワッ…"
騒つく客間…
(…(・Д・)…)
凄くカッコイイ人だった。
前列に座るおばちゃん達は手を取り合い喜んでいる。
?
「ゴホンッ。」
カッコイイ隊士さんが軽い咳払いをする。
(あっ…静かにして欲しいアピールだ(;´д`))
人見知りな上に人間恐怖症な私は、
いちいち人の行動に敏感な所がある。
元々静かにしていたし…
姿勢も悪くなかったけど更に姿勢を整えて下を向く事にした…
こういう時はこうしろって誰かに教わったわけじゃない…
当たり障りない行動…いや空気を読んだ行動…
生まれ持って染み付いている癖のようなもので……
"ザワザワ…"
でも…、
そんなに深く考えているのは私だけで、
周りの騒めきは収まる様子がない。