今日は何処で、どんな風に…【文豪ストレイドッグス】【R18】
第2章 執務室で、甘く…【中原中也】
「またイったのかよ…感度いいな…」
「ひゃ、ぁ…ん、や、ら、ぁっ…///」
「興奮する…俺も、そろそろ、イき、そう、…っ」
動きを止めない彼の腰に、私もなんとかついていこうと腰を動かす。痛みは辛いけれど、それ以上に気持ちがよかった。
大好きな人に愛されているのだと感じるのが、幸せだった。
再び達する直前で、彼はモノを私の中から抜いて、外に欲を吐き出した。さっきまであった熱が突然無くなって、ふわふわとした感覚が私の脳を襲った。
まるで眠くなる成分の含まれた薬を飲んで、睡魔に襲われる時のように。
彼も疲れたのか、肩で息をする私の横に倒れ込んで、額に優しくキスを落とす。
「…ったく、仕事のことすっかり忘れてたぜ…」
「あ、ぁ…ごめんなさい…」
「いや、手前のせいじゃねーよ」
「私が、止めたりしたから、」
「理性を保てなくなったのは俺の方だ、」
ちゅう、と私の頬に口付けてから、
「それに、可愛い彼女と二人きりの空間、俺が今まで我慢してきたんだぞ?ここで抱かずにどうするんだ…」
耳元でそう囁いた彼は、悪戯っ子のような無邪気な笑顔で笑う。その笑顔につられて、思わず私も笑ってしまった。
我慢がきかなかったのは私も同じで、部屋に二人きりの状況に、いつも緊張していた。
そして彼は私が初めてだと分かって、私を優しく扱ってくれて。
こんな素敵な人に出会えた、幸せを改めて噛み締めた。
…Fin…