第48章 「だいけっとう!アイとなみだのいちげき」
デーボス《闇時計は再び動き出した。人間は地球ごと滅びる》
《あんた…!最低…!》
デーボス《………》
ガッ!!
《ゔっ…!》
ダイゴ《!!》
氷結城から空に向かって光線が放たれると地面が揺れ出した
デーボス《地は騒ぎ…大地の闇が活性化し、まもなく全デーボモンスターが蘇るだろう。そして…天は蠢き、最後の審判の準備を整え、氷結城から我が一瞬にして惑星上の全生命体を滅ぼす》
『な……っ』
デーボス《最初から我の決めた滅びの時刻に変更は無い。ただ…闇時計はしばらく止めただけだ》
カオス《人類滅亡まで後5時間…一足早く滅びるがよい!》
エンドルフ、ドゴルド、キルボレロが走り出す
―――――
ダイゴたちのもとへ向かう途中、イアンたちは山から転がり落ちてきたキャンデリラ達と遭遇していた
「「「!!」」」
ラッキューロ《うわぁっ!キョウリュウジャー!》
ノブハル「キャンデリラ…?」
アミィ「ラッキューロ…?」
その先にアイスロンドが現れた
アイガロンたちは怯えて動けずにいた
ソウジ「仲間割れ…?」
アイガロン《お前ら…!頼むよ…!キャンデリラちゃんとラッキューロだけでも助けてやってくれ!》
アイガロンはイアンの腕を掴んだ
イアン《アイガロン…!!…何勝手なこと言ってやがる!!》
イアンはアイガロンを投げ飛ばした
イアン「あれほど人間を悲しませ…俺の親友の命まで奪っておいて…!」
「「「…………」」」
アイガロン《わかってる……だから…!!俺様のことはいいんだ…!でもこいつらはなぁ!まだ人間を殺したりしてないんだよ…!いい奴らなんだよ…!!》
イアン「……っ」
アイガロン《うぅっ……頼むよ〜……守ってやりてぇんだ……惚れた女くらいよぉ…!》
キャンデリラ《えっ……えぇっ…!》
アイスロンド《あぁ…何と悲しいブリキの人形…。アイガロン、あなたはね…以前最初に感情を爆発させた時…もう死んでいたんですよ》
アイガロン《!!》
キャンデリラ《えぇっ!?》
アイガロン《嘘……やだ…マジぃ〜…?》
アイスロンド《だが…あまりに装甲が硬かったため…その魂が大地の闇に行かず…体内に留まっていた…。カオス様は…ご自分の闇の魔力を注ぎ込み…死者兵士として再利用されたのです》