第40章 「らぶタッチ!うつくしすぎるゾーリま」
真也「いろいろと、ありがとうございます」
真也とアミィは握手を交した
真也は笑顔で去って行った
ダイゴ「よかったな、鉄砕」
鉄砕「俺は…頭の中まですこぶる硬いようだ。力を取り戻せたのは…あいつの熱いブレイブのおかげだ。案外、本当にものになるかもしれん。1つ鍛えてみるか」
取り出したのは何時ぞやの幻術箱庭
イアン「オーマイ!無茶だろそれ!」
アミィ「真也さんがケガでもしたら…らぶタッチの続きが読めなくなっちゃう〜!」
みんなで鉄砕から箱庭を取り上げた
鉄砕「おい!」
―――スピリットベース―――
みんなはそれぞれ帰って行った
は傷を癒やすため、1人スピリットベースにいた
ダイゴ「あれ、じゃねぇか!」
『キング…』
ダイゴはの隣に座った
ダイゴ「大丈夫か?」
『大丈夫だよ!』
ダイゴ「の大丈夫は大丈夫じゃねぇからな〜」
『え…』
ダイゴ「辛いときも悲しいときも、大丈夫って言うだろ」
『そんなこと…』
ダイゴはの手を掴んで手のひらを見た
『あ…』
ダイゴ「イアンとソウジに練習付き合ってもらってるって聞いたが…無理すんな」
手のひらは絆創膏だらけ
潰れたマメが滲んでいた
『…バレてたんだ』
ダイゴ「だいぶ無茶してんな〜」
『でもおかげでアイガロンたちを欺けた…本当によかった』
ダイゴ「……」
『キング?』
ダイゴはの頭を撫でた
『?』
ダイゴ「お前は頑張り屋だな」
『ううん…みんなの足を引っ張りたくないだけ…』
ダイゴ「大丈夫だ!こんだけ頑張ってるんだからな!」
ダイゴはの手を優しく握った
『ありがとう、キング』
の体を引き寄せて腕の中におさめた
『キング…?』
ダイゴ「が笑ってると安心するんだ…」
『私も…キングが笑顔だと元気が出るの…勇気がもらえる…』
ダイゴ「…」
『えへへ…何か照れちゃうね』
ダイゴ「…可愛い」
『え…?』
ダイゴ「いや、何でもねぇ」
ダイゴはに気づかれないよう、そっとの髪へキスをした