第39章 「リベンジ!ゆうれいデーボスぐん」
―――スピリットベース―――
ポキポキッ…
ダイゴ「あ〜…厳しい戦いが続いて…あちこち痛ぇな〜……」
アミィ「幽霊モンスター追っ払うのも地味にキツイしね」
イアン「ノッさんは特に体の疲れが酷そうだな」
ノブハルは空蝉丸に湿布を貼ってもらっていた
イアン「できる事なら俺が変わってやりたいよ」
ノブハル「まーた年寄り扱いする!でもさ……」
ノブハルの目線の先には剣の練習をするソウジの姿が
ノブハル「いいよねぇ若いって…。いつも元気満タンで」
空蝉丸「あの気迫……それだけではない気がするでござるが…」
『………』
マッドトリンとの戦いの日から少し様子が変わっていた
『(少し元気がないっていうか…話すときは普通なんだけど…何か考えてるような……)』
トリンが現れるとソウジは目を逸した
トリン「…?」
『ソウジくん…?』
―――――
ソウジはその後自宅へ帰り、剣の稽古を再開した
気になったトリンはソウジの元へ向かった
ソウジ「ふっ……はっ……はぁっ!!」
トリン「その斬り方は…」
ソウジ「!」
トリン「体を痛める」
ソウジ「トリン…!……素直に言うよ……俺…トリンの必殺技に心を奪われたんだ」
トリン「………」
ソウジ「俺も自分の剣に…あの技を加えられないかと思って…」
トリン「ダメだ!」
ソウジ「!」
トリン「私の剣は…デーボス軍の肉体を前提としたもの。人間の君が振るには…負担が多すぎる」
ソウジ「……だったらいいよ」
ソウジは道場から去った
トリン「………」
空蝉丸「そういうことでござったか…」
トリン「空蝉丸… …」
『気になっちゃって…学校でも元気なかったから…』
空蝉丸「トリン、あの熱意に…応えてあげるべきではござらぬか?」
トリン「…………」