第34章 「ビクトリー!スポーツしょうぶだ」
スポコーン《せっかく君たちとの勝負を楽しみに鍛えてきたのに、人数で押し切るとは!!ブレイブとは、スポコーン魂の足元にも及ばんな!!ガッカリだ!!!うぅぅぅ…!!!》
スポコーンは膝をついた
ダイゴ《……だったら!!5対5で正々堂々とバスケで勝負しようじゃねぇか!!》
《《《えぇ!!?》》》
ノブハル《ちょ、ちょっと!?》
ダイゴはスポコーンにボールを返した
スポコーン《おぉ!!それでこそキョウリュウジャーだ!よろしいですな、ドゴルド様》
アイガロン《えぇ!?結構追い詰めてるのに嘘だろうがぁ~!》
ドゴルド《ま、お前がそう言うのなら仕方ねぇな》
アイガロン《マジ~!?》
スポコーン《よし、決着をつけよう!勝負は明日の早朝。第七コートだ!!》
スポコーンたちはそう言い残して消えていった
イアン《おいキング、何であんな勝負を…》
ソウジ《敵がどういう性格であれ、戦いはスポーツじゃない》
アミィ《そうよ、あのまま戦ってれば…》
ダイゴ《勝てたとも思えねぇんだよな…。俺たちが5人でブレイブインできなかったことと、奴らのチームに勝てなかったことが、何か繋がってる気がするんだよなー…》
ノブハル《なるほど…》
ダイゴ《こっちも特訓することで何か掴めるかもしれない!!》
ノブハル《よっしゃ!!》
ソウジ《よし、やろう!》
アミィ《うん!》
―――体育館―――
ダイゴ「みんなの長所をバスケのポジションに当てはめてみた。これでやろうぜ!」
「「「あぁ(うん)」」」
空蝉丸「各々方!!」
空蝉丸とが入り口から走ってきた
空蝉丸「殿にいろいろ教わってきたでござるよ!!この空蝉丸、まねーじゃーをまっとうしてご覧に入れる!!ファイトー!でござる!!」
空蝉丸は嬉しそうに体育館の隅へ
ノブハル「何あの女子力…」
イアン「ハマってんな、ウッチー」
『みんなの役に立ちたいって頑張ってますよ。私も応援してますね!』
ダイゴ「サンキュー、!よーし、特訓開始だ!!」
まずは基礎のパス回し
アミィ「イアン!」
イアン「ノッさん!」
ノブハル「ソウジくん!」
ソウジ「キング!」
そしてディフェンスの練習
ボールを逃したり、相手とぶつかったりで上手くいかない
『(何かが違う…)』