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獣電戦隊キョウリュウジャー

第29章 「オ・マツリンチョ!レッドちょうしんか」




イアン「あ、ちゃんの獣電池を俺が使えば治せるんじゃないか?」

ソウジ「確かに。そうすればの傷も…」

『い、いや…あれは私にしか使えませんから…』

空蝉丸「そうなんでござるか…?」

『そう!あの獣電池は、私しか使えないの…』

は獣電池を握り締めた

トリン「(…)」

イアン「……………」


―――――


みんながスピリットベースから出ていっても帰ろうとした時

イアン「ちゃん、ストップ」

『…?』

イアン「ボーイたちを騙せても、俺は騙されないぜ?」

『え…?』

イアンはに近づいてきた

『な、何がですか…?』


ギュッ…


『え…っ!?』

イアンがを抱き締めた


《ガブリンチョ!》


『!!』

耳元でガブリボルバーの音が

『イアンさん…!?』

イアンはを離しての足に向かって撃った

『あ…!!』


グラッ…


イアン「何だ…!?これ…!!」

イアンは片膝を付いた

『…っ』

イアン「ちゃん…この獣電池…」

は微かに震えていて焦っているようだった

『(バレた…イアンさんにバレちゃった…!)』

イアン「ちゃん…」

『(どうしよう…何て言ったらいいの…!?)』

イアン「ちゃん!!」

『あ…』

イアン「…何で黙ってた」

『…言ったら…使うなって言うから…』

イアン「当たり前だ…!こんなの平気で使ってたら…!」

『でも…!!私にはこれしかないんです…!!これがなくなったら…何もできない…!!』

イアン「ちゃん…」

『お願いです…!みなさんには黙っててください…!お願いします…!!』

イアン「……………」


ギュッ…


『…!!』

イアン「何でいっつも1人で抱え込むかなぁ…うちのお姫様は…」

『お、お姫様って…そんなんじゃ…』

イアン「言わねぇよ。でも、使うのは俺がいる前だけだ。わかったか?」

『イアンさん…』

イアンはの頭を撫でた

『ありがとう…ございます…っ』


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