第28章 「ビックリ!ガブティラにんげん」
ノブハル「キングが行方不明の今、このピンチを突破するためにはリーダー代理が必要だ。僕は…イアンがいいと思うんだけど」
イアン「…!」
ソウジ「意義なし」
アミィ「そうね。あたしも」
空蝉丸も頷く
ノブハル「イアンを選ぶなんて、いい案だろ?」
『(でもきっとイアンさんは…)』
イアン「…やめてくれ。さっきの戦いを見てなかったのか?まんまの敵の挑発に乗って戦いに行った俺を…」
ソウジ「さっきの戦いを見てたからこそだろ?」
空蝉丸「とっさのリーダーシップは、イアン殿ならではでござった」
ノブハル「イアンはキングの片腕。チームの頭脳だろ?」
イアン「そんな重っ苦しいもの…俺に乗せないでくれ…」
イアンはスピリットベースを出ていった
『イアンさん…!!』
はイアンを追いかけた
イアンはベンチに腰かけていた
『イアンさ…!』
フラッ…
イアン「ちゃん…!!」
イアンは駆け寄ってを支えた
『すいません…(治癒の獣電池…いっぱい使ったから…)』
イアン「まだ無理すんな…」
イアンはをベンチに座らせた
『イアンさん…イアンさんの気持ちも分かります…でも…』
イアン「…怖いんだ…俺は…」
『え…?』
イアン「仲間を失うのが本当に恐ろしい…。だから…責任が重い…!」
『(やっぱり…イアンさんはまだ…仲間を失った傷が癒えていない…)』
はイアンの手を握った
『失うのが怖くない人なんていません…。…私…アイガロンの言葉に…反応してしまいました…イアンさんと同じ…人を何だと思ってるんだ…って…』
イアン「ちゃん…」
『人間1人…殺したぐらいでって…平気で言うから…つい…』
イアン「(あのときの攻撃はそのせいで…。ちゃんも…大切な人を奪われたときの気持ちが…痛いぐらい分かるんだ…)」
『…みなさん…イアンさんのこと頼ってますよ』
イアン「……………」
『イアンさんは…』
ドドドドド!!
イアン「『!!』」
遠くの方で爆発音がした
2人は爆発音がした方に走り出した