第8章 成長
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(絶対に許せない…)
織田先輩がセクハラを受けたと聞いて俺は怒りを覚えた。
セクハラ発言だけならまだしも、ベタベタと体に触ったなんて…
指を抜き差しさせながら、真っ白で柔らかい太腿の裏に何度もキスを繰り返す。
そんな俺の頭を優しく撫でてくれる先輩……俺はこうしてもらうのが堪らなく好きだ。
「んっ…半田くん……そのままそこにキスマーク付けてくれない?」
「…え……」
「太腿なら見える心配無いし……私には可愛くて従順なペットがいるって印…」
「っ……い、いいんですか?」
当然女性にキスマークを付けた事なんて今まで一度もない。
先輩に「付け方分かる?」と聞かれ、俺はこくりと頷いた。
「ん…」
チュッと音を立てて太腿に口付けると、彼女が色っぽい声を出す。
白い太腿に付いたピンク色の痕…
それを自分が付けたのだと思うとすごく興奮した。
「ねぇ…私も半田くんに付けていい?」
「っ…」
返事をする前に先輩が俺のネクタイを解いてくる。
そしてシャツの上から2番目のボタンまで外し…
「…ギリギリ見えないって所に付けちゃお」
そう悪戯っ子のように笑って俺の鎖骨辺りにキスマークを付けてきた。
「ふふっ…綺麗に付いた」
「…先輩……」
「…浮気しちゃダメだよ?」
「っ……そ、そんな事する訳っ…」
「Hしていいのは私とだけ…」
「ぁっ…」
今度はチュッと耳にキスをされる。
思わず声を漏らしてしまうと、クスリと笑った彼女が甘い声で囁いてきた。
「…半田くんとHしたくなってきちゃった」
「っ…」
「ねぇ……シよ?」
それから俺はバスルームへ連れて行かれた。
体を洗い終わると、「ベッドまで我慢出来ない」と言う先輩にゴムを着けられる。
「…今日は後ろからシてほしいな」
「ッ…」
こちらに背を向け、タイル張りの壁に手を突いた彼女がお尻を突き出してきた。
当然、そんな風に求められれば我慢なんて出来るはずもなくて…
「あぁっ…!」
「んッ…」
一気に彼女の中へ自分のモノを押し込む。
ぎゅうぎゅうと締め付けられる感覚が堪らない。
「半田くん、動いて?…めちゃくちゃにしてもいいから……」
「っ…」
そんなお願いをされ、俺はその細い腰を掴んで初めからガンガン腰を打ち付けた。
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