第14章 #14
「名前。」
「何ですか…?」
名前は八神に声を掛けられて首をかしげる。
「卒業後に籍を入れような。」
「はい。」
名前は頷く。
「わーい。名前も一緒に寝る?」
名前は頷き座り八神の隣に寝転がる。
名前の横に八神が寝ている。
八神は名前の後ろから名前に抱きついてきた。
両足にも足を絡めてくる。
「…おやすみ。俺の可愛い名前。これからもずっと一緒だぞ。」
「おやすみなさいです。八神さん…動けません…。」
名前は八神に耳元で囁かれ、頬に口付けされて力が抜ける。
八神に逃げ道を塞がれて見動きが取れない。
どうしたらいいかと名前は考える。
八神は寝息を立てて眠りについた。