第3章 Sweet Darlin’=Little Honey
本当に……この人はどこまで僕を夢中にさせるんだろう。
「ダメじゃ……ないです。
僕も貴方にずっと触れていたい。」
キースさんの首に両腕を回し僕が微笑み返せば、キースさんは満足そうにウンウンと頷いて言った。
「嬉しいよ、イワン。
勿論シャワーが済んだ後は、
ベッドルームへも私が抱いて行ってあげよう!」
「エッ……いえ、あの……
そういうコト…ではなくてッ……」
「照れなくてもいいじゃないか!
私達は恋人同士なのだから。
ハハハッ……」
…………あ、ダメだコレ。
話が通じない。
だけど…………
誰よりも清く正しく美しいKOH『スカイハイ』
何よりも天然で可愛くて愛おしい『キース・グッドマン』
この人の全てが僕のモノなんだって思ったら……
僕は誰よりも、何よりも……
世界で一番の宝物を手に入れた幸せ者だって気付いたんだ。
END.