第5章 streetPass
「Canereのお二人、入りまーす」
「「よろしくお願いします。」」
零ちゃんと一緒に現場に入ると、
TRIGGERの三人は既にその場にいた。
私たちが現場に入ると、気づいたらしい楽と龍が駆け寄ってきた。
「よ。今日もよろしくな。」
「うん、よろしくね。」
天だけは、こっちに来なかった。
安心もしたけど、やっぱり少し寂しかった。
「お前、天と何かあった⁇」
「えっ、」
「その顔は何かあった顔だな。」
天を自然と目で追っていたらしく、すぐ楽にもバレた。
「さっき、天1人でお前の楽屋行っただろ?
龍はいなかったし、俺も忙しくて天1人で行かせたんだよ」
…だから天1人できたの!!と1人で納得。
「そんで、帰ってきてから様子がおかしいんだよ。
1人で口元抑えてため息ばっかだぜ。」
ため息つきたいのこっちだよ 涙