第63章 新 8月 Ⅳ
「うっそー!でもやっぱ行きたいんじゃん。」
高尾にからかわれた緑間は、それを否定出来ないからかムッとした顔をしただけでそれ以上のことは何も言わなかった。
「本当に羨ましいな。」
いつか自分達も自然にあの中に入っている日が来たら幸せかもしれないな、と赤司は呟くとコーヒーに口をつけた。
本当は今すぐにでも彼女達に混ざって一緒に笑いたい。
しかし、まだ、それが許される距離ではないと感じてしまう。
それは桃井も同じだったらしく、表情は笑っていたが内心では羨ましいと彼女達を見ていた。