第56章 新 6月 II
数日中には他の都道府県の代表校も決まり、インターハイ出場校が出揃うだろう。
今年の夏も熱い戦いが繰り広げられる事だろう。
「やっぱりこうなったっスね。」
観客席でその様子を見ていた黄瀬は嬉しそうに呟いた。
そしてスマフォを取り出すと、東京都代表校が決まった事を離れた友人達へと伝える為にメッセージを送った。
きっと彼等もそれぞれの都道府県代表として本戦に進んで来るだろう。
送信完了の文字を確認した黄瀬は、それをポケットにしまおうとしたが、タイミングよく着信を知らせる画面に変わり、それを手に急ぎ足で会場の外へと向かった。