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君と僕とが主人公LS

第51章 新 5月 II


昼食休憩が終わり、体育館に再集合した。
みんな騒ついているのは、誠凛同様の説明を受けてチームわけが各校行われたからだろう。
自分達が組むのは誰になるのか、期待と不安が渦巻いている中、ピーッと相田の吹いたホイッスルが響く。


「既に聞いていると思いますが、午後は混合ミニゲームを行います。各チーム内で相談して、勝つ事を全力で考えてプレイして下さい。そして必ずチーム全員がいずれかの試合に出るように交代すること。」


監督達は試合を見てはいるが一切支持は出さない。各チーム、自分達で最善策を考えること!と相田は言った。
そして最後に彼女はアリスを呼ぶ。


「おい、あの子誠凛のマネージャーだよな?」

「女子だろ?なんでユニホーム着てるんだ?」


静かになっていた体育館がまた騒めく。


『誠凛高校二年、如月アリスです。今回は特別にこのゲームに参加する事になりました。よろしくお願いします!』

「じゃあそれぞれのチームに分かれて、ゲーム開始は30分後よ。」


それぞれがどこの高校なのかわかるようにユニホームを着ている。
真新しい誠凛のユニホームを着たアリスは、Dチームの集合場所へとスキップして向かって行った。


「やったー、アリスちゃん一緒じゃん!」

『高尾君!』


よろしく、と先輩である高尾がアリスと親しくしているのを見ても、秀徳の新入生二人はどこか不安げな顔をしていた。
桐皇からは若松と新入生が三人が合流した。
秀徳の新入生とは違い、アリスを見た桐皇の新入生達は女子がいるのかよ、とあからさまに嫌そうな顔をした。
すかさず若松がそれを注意したが、そもそも個人の実力主義の桐皇の選手なのだから、彼等も中学時代にはかなりやり手のプレイヤーだったに違いない。


「なんでもいーっすけど、俺等ばっかハンデありすぎじゃないっスか?」

「お前等ァ!仮にも彼女は先輩だぞ!失礼な態度はやめろ!」


額にくっきり青筋を立てる若松を高尾がまぁまぁと宥める。
そんなやり取りを誠凛Dチームの3人はポカンと見ていた。


「なんつーか、大丈夫かこれ。」

『まぁ、私はこうなるだろうなぁと思ってはいたので。』

「何も知らない奴等から見たら、アリスちゃん女子マネだもんなぁ。」

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