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君と僕とが主人公LS
第4章 5月
あぁ、なんて残酷な事を言わせてしまったのだろう、聞いたのは黒子だったはずなのに泣き出しそうな顔をしているのも黒子だった。
『バスケもバレーも、手を使う球技はまぁ無理ね。ボーリングなんかも難しいかも。』
アリスは少しでも明るく流そうとしているのだろう。
しかし、それは逆に痛々しくていたたまれない。
「…すいません、辛い事を話させてしまいました。」
『ゴメンねー、だからマネージャーの話も素直に頷けないんだ。』
好きだからこそ、近付き過ぎるのが辛いとアリスは泣きそうな笑顔で言った。
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