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君と僕とが主人公LS

第35章 クリスマス


二日連続での寝不足。
結局、トイレから戻った後は一睡もできなかった。


「ふぁ〜っ!寝みぃ。」


我が物顔で如月家のリビング、ソファーにだらし無く座った青峰は大きな欠伸をした。
しっかり目を覚ましたアリスはキッチンで朝ご飯の支度をしている。


『ご飯食べたらまた練習に付き合ってくれるんでしょ?』

「なんでだよ、帰って寝るっての。」


トーストの焼けるいい匂いとコーヒーがゆっくりと抽出される匂い。
如月家の朝ご飯はどうやらパン食らしい。
まだ克哉は寝室から降りてこない。
きっとまだ時差ボケしてるんじゃないかな、とアリスは笑う。


『青峰君が来てくれないなら黒子君と二人でやるしかないかぁ。』


私もシュートは苦手なんだよなぁ、とこぼすアリスに青峰の表情がピクリと動く。
甲高いベルの音と一緒にトースターからキツネ色に変わった食パンが飛び出した。
それを皿に乗せたアリスは、ダイニングテーブルにそれを運ぶ。
二人分の朝食の他に、キッチンには克哉の為に盛り付けた物がしっかりラップされていた。


「昼飯。」

『へ?』

「だから、昼飯も作ってくれんなら付き合ってやってもいいぜ。」


うん!と青峰の提案に笑顔で頷いたアリスに、内心では青峰の方が喜んでいた。
じゃあ、早く食べちゃおう!とアリスはダイニングテーブルに座るように青峰を急かす。
向かい合ってアリスの作った野菜多めの朝食を食べていると、なんとなく流していたTVからクリスマスのイベント情報が流れてきた。


『あ!そうだ!!』


モグモグとトーストを齧っていたアリスは、急に立ち上がると慌ただしく自室へと駆け上がっていってしまう。
なんだ?と思いながらも、ぼんやりとTVを見ながら青峰は巣篭もりサラダに箸を伸ばす。
千切りのキャベツと人参で囲われた卵は半熟でドレッシングと混ざってとても食べやすい。


「どうかしたのか?」


ニコニコと言うより、ニヤニヤに近い顔で戻ってきたアリスに声をかければ、彼女の表情は更に緩む。


『あのね、これ!なかなか渡すチャンス無くてクリスマスプレゼントになっちゃったけど。』


差し出されたのは見覚えのあるスポーツメーカーの袋。
中を見れば肘用のサポーターが入っていた。


「お前、これ。」
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