第34章 クリスマスイヴ II
「だからって。なんでお前までここにいんだよ?」
『青峰君が離してくれなかったからじゃない。』
その言葉にカーッと体温が上がるのを感じた。
昨日は全く眠れなかったのに、何故か今、目を覚ますまではとても気持ちよく、穏やかに眠れていた。
『青峰君、抱き枕がないと眠れないタイプ?』
前に泊まった時も私を抱き枕にしてたもんね、と言われてしまう。
あの時はちゃんと意識があってワザとやっていた。
しかし、今回は本当に無意識のうちのこと。
「そんなんじゃねぇよ。」
『…なんでもいいけど、私はまだ眠いから…。オヤスミ…。』
アリスは大きく欠伸をする。
もう話は終わりだ、と彼女は目を閉じ再び寝に入る。
なるべく布団を動かさない様に抜け出した青峰は、トイレへと向かった。