第8章 冬に半袖は風邪を引く トド松 途中からトド松side
そういうと姉さんはその後口を開く事なく寝てしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・なにこれ、きもっち悪ぃ!
・・・とかいつもだったら思うはずなのに、なんでだろう?
嬉しい自分がいる。
ぼくは姉さんの布団をポンポンと赤ん坊をあやすように優しくたたくと、立ち上がり帰ろうとしたのだが・・・
玄関から出ようとした時、気づいた。
・・・・・・・・・・・この家の鍵持ってないじゃん!!!!!
施錠をしろと叱った手前そのまま帰るわけにもいかず、ぼくはひたすら姉さんが起きるのを待つ事になるのであった。