第60章 【R18】【十四松ルート】その後
「っ……んっあっ、で、でもっ……今日は……っここ、場所がっ……」
「大丈夫、まだ………」
「ん……っあ! ああっ……」
結局、この後3回も致してしまい、やっと解放され身体中ベトベトになってしまったナス子が、抵抗を感じつつも高速でお風呂を借りて着替え、松野家を後にした。
ナス子が松野家を出た10分ほど後、帰宅して部屋に戻った兄弟たちが、何故かソファの裏側に落ちていた練乳のチューブを見つけて首を傾げているのを、ベランダに出て空を眺めていた十四松だけが密かに見ていた。
「……イチゴも美味しいけど、やっぱ姉さんが一番美味いねっ」
笑顔で発したその呟きは、誰にも聞かれることなく、春の陽気の空へと溶けていったのだった。