第56章 【R18】【一松ルート】その後
「このドS・・・」
「仰る通りで・・・ひひっ」
擦られていた入り口からは溢れるように愛液が滲み出ているが、それは一松のそれの先からも同じように出ており早く一つになりたいとばかりに体が疼いていた。
まだ挿入は早いと入り口をかき混ぜるようにしながら広げていき、自らの指が一本スルリと入るくらいまで慣らすとゆっくりと人差し指を侵入させた。
「・・・んっ・・・・・・」
「痛くない? 平気?」
あんなに先程まで意地悪を言う一松だったが、この行為にはさすがに心配になったのかナス子の顔を伺いながらじっくりと指を動かしてみる。
「痛く・・・ない、よ・・・大丈夫・・・んっ」
「・・・これは?」
今度はもう少し早く抜き差しを徐々に早めて行くとナス子の身体が跳ね上がる。
「・・・あっ、あっ・・・ああぁっ・・・」
「・・・可愛いね」
「・・・は?!・・・んぁっ!!」
心配そうにしながらも指の動きを止める気配はなく優しく微笑みナス子に体を重ねたまま額にキスをした。
額から順にキスをしていきながら最終目的地である唇へとまた吸い付くと下を刺激されているナス子が求めるように一松の唇に吸い付いてくる。
部屋にグチュグチュと言う水音と共に、キスにより熱くなった二人の吐息だけが部屋の中に響いていると言う事が、より二人の意識を興奮させる。
「・・・んぅっ・・・ふっ・・・ん・・・っ・・・んっ、一松・・・いちまっ」
中が少し柔らかくなるのを感じ、もう一本とばかりに今度は中指も押し当ててみる。
そっと入り口に指を当てると、既に外に滴るほど濡れているそこは簡単に指を受け入れた。