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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第52章 【チョロ松ルート】ステップアップの方法


 

 もし、自分がアイツと付き合う事になったら・・・。
 正直まだ、それが全く想像出来ない。





 第二回松会議が行われてから何日が過ぎたであろうか。

 松野家三男、チョロ松は最近、兄弟達の突っ込みを忘れボーっとする事が増えた。
 その所為でトド松がよくキレて壊れる事もあるが、今はそれどころではない。
 まるで、父親が、妻が冷たいと嘆いていた時によく似ているような状態だ。

 昼間、公園のベンチに座ると、何をするでもなくハトが行きかうのをただただ見つめていた。

 他の兄弟達はそれぞれナス子の家に頻繁に遊びに行っているらしい。
 自分も頻繁に、とは言わないが、会いには行っている。
 
 しかし、この思いを伝えられるかと言われると問題は別で、夢から自覚したと思われるこの感情を、素直に受け止められないでいた。

 好きと認めてしまえば楽だろう。
 好きか好きじゃないかで聞かれれば、ハッキリと好きだと断言できる。
 だが、ライクかラブ・・・・かで問われると、どうなのだろうか。
 大好きだからこそ、この感情の行方がわからない。
 
 幼馴染で弟、親友という位置が邪魔をして本来女性として意識出来るハズの相手だとしても相手が相手なだけにしっくりこない。

 本当にあんな生意気で態度も悪い女らしさの欠片も感じない相手を好きなのかと、何度も何度も繰り返し自問自答を重ねている。

 自分が好きなのは可愛いアイドル。
 それとは遠くかけ離れたナス子は全く持って自分のタイプではないし、長男とはまた違うが、顔を合わせれば毎回お決まりのパターンで喧嘩になり、自分は気づくとナス子に説教をしている事が多い。
 
 正直、長男と同じで手の焼ける姉だと以前は思っていた。
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