第47章 【おそ松ルート】今こそ全ての想いを・・・
続きを言おうとしたところで、おそ松に唇を塞がれてしまう。
強く押し付けただけのキスは、文字通り、言葉を塞ぐ目的があったのだろう。
「待って。その続きはまだ言わないで? 俺が先に言うからっ」
「う、うん・・・・・・わかった」
おそ松は一つ大きく咳払いをし、一呼吸置くと、静かに口を開いた。
「ナス子・・・・・・俺と、付き合ってくれ。 俺の彼女になってほしいっ・・・・・・・お前の、本当の彼氏に、なりたいんだ」
「━━━━━━っしょうがないなぁ!!」
ナス子はそう言って笑うと、自分からおそ松に抱きつき、顔を肩に押し付ける。
「おいっ、なんだよその返事!」
「ふっ、ふふっ・・・! ・・・はい、こちらこそよろしくお願いします・・・! 私の、彼氏になってください! ━━━無期限で!」
「━━━━━━それでいいのだ!!」
二人は笑って視線を交わすと、どちらからともなく唇を重ね、夜が明けても二人の身体が離れることはなかった。