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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第41章 とにかくキスがしたい十四松 十四松side


 
 思いっきり窓の外に向かって蹴られ、ボクは勢いよく空を飛んだ。
 それはもうスゴイ勢いで、このまま家に着いちゃうんじゃないかってくらい飛んだ。スゲーね! やっぱ姉さんハンパないね!!

 結局キスは出来なかったけど、なんだか心がポカポカしてる。
 幸せだなぁ~って感じ。
 この感じは、知ってる。

 前に一度だけ、同じような気持ちになったことがある。
 あの時みたいに、あったかくて、強くて、ドキドキしてる気がする。

 ねぇ、姉さん・・・・・・・ナス子姉さん。

 これって、やっぱりボクは━━━━━━━━。

「ドゥ━━━━ン!!!!!どっせ━━━━━い!!!」

「へ?えっ、あああああああ?!?!」

 ミサイルみたいな音を立てて、ボクは自分んちの二階の窓から部屋の中に頭から突っ込んだ。

「カラ松━━━━━━━━━━!!!」

「・・・クソ松よ、安らかに死ね・・・」

「十四松!? お前どっから帰って来てんの?! カラ松がお前の謎の帰還に巻き込まれたんだけど?!」

「あはは、ただいまぁ~!ごめんねぇカラ松兄さん」

 窓からまだお日様の高い、真っ青な空を見て、ボクはニッコリ微笑んだ。





「カラ松、カラ松っ? おいっ、大丈━━━・・・し、死んでる・・・」

「・・・クソ松よ、安らかに死ね・・・」
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