• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第78章 【R18】【チョロ松ルート】美味しいの?



「………なんでまた元気になってんの」

 布団の中で、チョロ松がまた元気になっていた。
 今ので?! キスだけで元気になっちゃったの?!

「お前が悪いんだろ!」

「ええ?! だってキスだけでこんなになると思わな」

「そうじゃなくて……っ可愛いことするから、またしたくなっちゃったんだよ! 言わすなって……!」

「………うひひ」

「なんだよその笑い方……っあーもう! もっかいするからな!」

「ぎゃーっ! お代官様お戯れをー!」

「なんのプレイをお望みなわけ?!」

 私のちょっとした好奇心は、その結果よりも、より多くのモノを得る結果になったみたい。
 チョロ松は、文句とか説教とか、そういう口数は多いけど、愛してるーとか、好きだーとか、そういうことは滅多に言ってくれない。
 恥ずかしがって、言わなくてもわかるだろーっていっつも言う。

 だけどさ、言葉が欲しい時だってあるんだよ。
 私だって一応オンナノコだしっ!

 だから、今日はすっごくすっごく嬉しかった。

「チョロ松」

「ん?」

「愛してるぞっ」

「……はいはい」

 チョロ松は、やっぱり目をそらしてそう言って、直後、至近距離にいる私だけに聞こえるような小さな小さな声で、僕もだよって言ってくれた。

 ……どうせ、私しかいないのにね。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp