第72章 【R18】【逆ハールート】主婦は偉大だ
「ん……だ、だめ……カラ松、も、おそ松も……きょ、今日はここまでにし━━━━━━━」
「「する訳ない」」
「は、ハハ……ですよねぇ………ん、んんんっ、あっ! 耳やだぁっ」
「そっちばっか集中してられるかな、ナス子。 こっちはどうなってるのぉ? 俺、女のここなんてAVでしか見た事ないし気になるなぁ」
ショーツに人差し指をかけられてそれも下ろされようとしている。
さすがのさすがに身構えも最高潮に達してしまい、ドキドキとした脈が爆発寸前になってしまいそうだ。
「おねが……せめて電気を」
「俺達は隅々まで調べると言ったハズだぞ? 諦めるんだな」
覚悟はしていたものの、こんな明るいところで、冗談ではない。
うっすらと涙目になりながらもナス子は渾身の目力で目の前のおそ松を睨みつける。
「いやいや、そんな涙目で睨まれても煽られてるとしか思わないからね?」
「電気消さないんだったら、しないっ。ここまで! カラ松もっ!」
ナス子の確固たる意思を感じ取ったのか、二人は思わず気持ち的に身を引き視線を合わせると、同時に深い溜め息をつく。
「わかった、わかったよ~ったく~……消しゃいいんだろぉ? 消せば!」
おそ松が立ち上がり、電気のコードをひっぱる。
蛍光灯が消え、豆電球のオレンジ色の灯りに部屋が包まれる。
「ま、豆電もっ……」
「それはダメだ、ナス子。真っ暗になってしまったら本当に何も見えないじゃないか。俺達だってハジメテなんだ、正真正銘手探りになったらナス子の体を傷つけてしまう可能性だってある」
「うっ……」
カラ松の正論に、ここは反論出来ず仕方なく豆電は点けたままなのを了承する。
こうして改めて豆電球だけの灯りの下にいると、豆電って結構明るいんだなとそんなことを思う。