第35章 キス
「一松兄さん~!!」
ボクは一松兄さんに飛びついてありがとー!!と叫んだ。
するとカラ松兄さんがボクと一松兄さんの間に割り込んできた。
「トド松っ一松はオレのだ!」
そう言って一松兄さんにぎゅ~っと抱きつく。
一松兄さんは呆れたような嬉しいような笑顔を浮かべていた。
それを笑いながら見ていると誰かがボクのパーカーの裾を掴んだ。
「……トッティは俺のっ!」
ちょっとすねたような顔でそんなことを言う十四松兄さん。
もー!!可愛いからやめてっ!!
「十四松兄さん~!!」
ボクは堪えられずに十四松兄さんを思いっきり抱きしめた。
「えへへ~。トッティ大好き~!」
ボクの腕の中で恥ずかしそうに笑う天使。
可愛い。
「じゃ、行こっか。カラ松。」
「ん。いつもの所でいいのか?」
「うん。」
どこ行くんだろ。
「じゃあ今日おれ達帰ってこないと思うから。多分おそ松兄さん達もだと思うけど。」
そう言い残して2人は並んで家をあとにした。