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色松恋物語

第35章 キス


嘘!OKされちゃった……。
どうしよう。めちゃくちゃ嬉しい。
多分あの時の十四松兄さんの顔は一生忘れないと思う。
初めてだよ。こんな嬉しかったの。

「ただいま。」

「おかえりー」

「あれ、トド松だけぇ?」

「うん。なんか用事があるって。おそ松兄さんこそ、1人?」

「そーだよぉ?……どうだったぁ?」

気持ち悪いくらいニヤニヤしているおそ松兄さん。
『どうだったぁ?』
の一言で何を聞いているのか分かってしまった。

「……よ。」

「ん?」

「OKだったよ!!」

つい、そう叫んでしまった。
そんなボクの頭を優しく叩くおそ松兄さん。
つい涙腺が緩んだ。

「頑張ったな……」

「うんっ!!」

「なーんてなっ!」

「いだっ!?」

おそ松兄さんのデコピンがボクの額にめり込む。
いや、正しくはめり込んだ気がした。

「な、にすんの!?」

「いやー?そこで満足しちゃダメだろ?」

「そりゃ、そうだけど!!」

「ただいま。」

「カラ松の帰還たぜぇ?」

あ、兄さん達だ。
カラ松兄さんと一松兄さんの姿を目に映したおそ松兄さんが2人にアドバイスしてもらえよ、ってボクの耳元で囁いた。

「丁度いいところに帰ってきたな!お二人さんさぁ、トド松にアドバイスしてやってよ~!」

「「アドバイス?」」

「そうそう!!実はね……」

「あぁ、良かったねトド松。おめでとう。」

「……え?」

「いや、上手くいったんだろう?おめでとな。トド松。」

「あ、ありがと……?」

「ちぇーっ、なんだよお前ら知ってたのー?」

「ん?十四松がすごい嬉しそうな顔でトド松大好きって言ってたぞ?」

そういうカラ松兄さんの横で一松兄さんが微笑みながらうんうん、と頷いている。

「……だってよ。トド松。」

「~~~!!」

声にならない叫び声を上げながらヘナヘナと床に座り込んだ。
十四松兄さんって何?
あぁ、天使か。
うん。知ってた。天使だ。
天使だよ。

「んでなんだっけ?アドバイス?」

一松兄さんがボクに近づいてくる。
そして耳元で、十四松はちゅー大好きだよ、と囁いた。

「そ、そうなの!?」

「うん。そう。だから、いっぱいしてあげて。」

「もっちろん!!ありがと一松兄さん!」
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