• テキストサイズ

色松恋物語

第29章 告白作戦


「これがジムかぁ……」

「そうだよ〜。なんかやってみる?」

「あ、これやりたい!」

十四松兄さんが指さしたのはランニングマシーンだった。
十四松兄さんが走ったら壊れそう。
早すぎて……。
ま、いっか。

「じゃあ、この上乗って……」

十四松兄さんにやり方の説明をしたあと、マシーンのスイッチを入れる。

「わー!動いた!!」

そして十四松兄さんが笑顔で走り出す。

「早っ!」

足の回転が早すぎて見えない……。
しばらくして十四松兄さんがマシーンから降りた。

「ふぃ〜。」

「お疲れ様。はいこれ。」

ボクは十四松兄さんにスポーツドリンクを手渡した。

「ありがトッティ!」

「どういたしまして〜。」

そのまま少し休憩をしてジムを出た。
外はもう夕暮れ。
夕日が綺麗。

「見て見て!十四松兄さん!夕日綺麗だよ!」

「ほんまや〜!!」

十四松兄さんの横顔が夕日に照らされる。その顔に心臓がドクンッと音を立てた。
あれ、これってすごいムード良くない?
告白するチャンス?
もしかして。

「じ……十四松兄さん!」

「なに?」

「ボクね……十四松兄さんのこと好きなんだ。」

言っちゃった……。
兄さんどう思うかな。

「そっ、かぁ。」

兄さんはそう言ってボクに背を向けた。

「……帰ろっ!」

「……うん。」

告白したこと、迷惑だったかな。
嫌われたかな。
引かれたかな。
……告白なんかしなきゃよかった
/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp