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色松恋物語

第28章 意地悪?


一松に連れてこられた場所は路地裏だった。

「あのね、十四松に……告白された……」

その言葉に顔がひきつるのを感じた。
仲のいい十四松からの告白……。

「……承諾したのか?」

「するわけないじゃん!!ぼくが好きなのは……カラ……松だもん。」

照れて真っ赤になりながらいう一松。
それにほっとした。
もし、一松がその告白に応じていたらオレは……。
考えただけでも……。

「……トド松は十四松のことが好きなんだよ。」

「へ!?そうなのか!?」

知らなかった……。
てかオレ達ホモ率高くないか?

「うん。多分おれ達が付き合い出すちょっと前から……」

そうなのか……。

「それでトド松は十四松に告白する気らしい。」

「そうか……、それは応援したいな……」

「……十四松も本当はトド松のこと好きだったんだよ。」

「!?」

「でも、トド松が合コンとか行くようになって諦めたんだって。」

「そう、なのか……」

「うん……ぼくはトド松を応援したい。」

「……。」

「十四松にも、トド松にも、幸せになって欲しい……」

そこでオレは一松の肩が小刻みに震えていることに気がついた。
一松の小さな体を優しく抱きしめる。

「そうだな……お前の大事な弟だもんな……。」

「うん……」

「よし!オレも協力する!」

「本当?」

ぱあっと明るい笑顔を向ける一松。
うぅっ……眩しい。

「あぁ!オレもふたりには色々お世話になったしな……」

「まぁ、そだね。」
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