第19章 発端
「……一松に振られた。」
「「それで?」」
おそ松以外の声がして驚いてその声の主を探す。
するとそこにはチョロ松の姿があった。
「チョロ松ぅー!十四松達どうしたの?」
「帰ってきたから一松に任せて先帰ってもらうように言ってきた。」
「さっすがぁー!!」
おそ松がチョロ松の背中をばしばし叩く。
「……んで?なんで振られたかわかってんの?」
「一松が幸せになっちゃいけなかったんだって……」
「それ、本心だと思ってんの?」
チョロ松の冷たい声が響いた。
「……思ってない。 」
「じゃあなんで別れた?僕言ったよね?一松泣かせたら殺すって。」
「えっ!?一松泣いてたの!?」
「うん。朝起きてきた時に目腫れてた。」
一松……泣いてたのか……。
おそ松が指を二本オレに向けて見せた。
「カラ松、二択だよ。お前が別れたいか、別れたくないか。」
「でもっ!!」
一松の意見がと言おうとしたらチョロ松に遮られた。
「一松は関係ない。カラ松が別れたいか別れたくないか聞いてるの。」
オレは……
「……別れたくない。」
そう言うとおそ松とチョロ松の顔が緩んで優しく微笑んだ。
そして、おそ松の手がオレの頭を撫でた。
「じゃあそれをちゃんと一松に言って1回マジで話し合え。」
「……カラ松次はないよ。」
「おー。チョロちゃん怖ーい」
オレはおそ松達にお礼を言って頭を下げた。
「べーつにいいって。じゃ、次は一松だな!」
「いや……一松には十四松にお願いしといたから。」
「さっすが俺のチョロ松!!じゃー帰るぞ!」
そして三人で家に向かった。