第97章 *君知識*〜笠松幸男〜
後日談
放課後、いつも通り部活がある日だったから、俺は体育館に向かった。
『ガララッ』
笠「わりい、遅くなった。」
森「笠松、まだ練習開始まで時間あるから大丈夫だぞ。もしかして、生徒会長さんと話してたのか?」
笠「え?話したけど…何で森山が知ってんだよ?」
森「…あのなぁ、笠松、俺達あの日、途中まで一緒にいたんだぞ?」
『あの日』…?
正直、どの日だか分からない。
俺が考え込んでいると、黄瀬が苦笑しながら話し始めた。
黄「笠松先輩、悪気はなかったんで、怒んないでほしいッス。」
笠「お、おう…?」
黄「二人が付き合い始めた日、俺達、その…見てたんスよ…。ナンパ成功したのは驚いたけど、まさかそこまで行くとは思わなくて…」
は…?
ミラレテタ?
小「悪いな笠松…。でも、すごいじゃないか。俺も、笠松が女性恐怖症を克服出来た時は、驚いた。」
早「やっぱすげーっすね!!!お(れ)も見な(ら)います!!!」
森「ナンパも悪くないだろ?また行こうな。」
その時、俺は決意した。
笠「もう二度と行くか!シバくぞバカ野郎ーーーっ!////」