第76章 *サプライズ*〜青峰大輝〜 request*
香奈「つか、何であたし?そんなに仲良かったっけ?」
青「はぁ、何で一々言わなきゃいけねーんだよ…。」
だって、疑問に思っただけだし。
あたしが聞くだけで、面倒くさそうにため息を吐く青峰は、あたしから見たらこの上なく失礼だと思った。
青「だから…
好きなんだよ、お前の事が////」
…え?
香奈「す、き…?」
青「チョコ渡す女子なんて、さつきと香奈くらいだっつーの。つか、お前のが上手く出来たやついれといたし。」
何よ。
青峰のくせに、何でホワイトデーに告白なんてするの…
青峰らしくない告白に、気が狂いそうだ。
自分勝手なのに、こんな時は女子が喜びそうな事してくる。
全部知られてるみたいで、ムカつく。
けど…嬉しい。
青「それと、これ。」
告白だけかと思ったら、まだ続きがあったみたいだ。
どうしたんだろう、と思ったけど、青峰は何もしない。
香奈「何、どうし…んっ」
だけど、あたしが喋り出した途端、いきなり頭を掴まれ、キスされた。
拒む事を許されないような、無理矢理なキス。
でもあたしは、抵抗はしなかった。
青「プレゼント。」
香奈「へ…?」
青「今日、お前の誕生日だろ。」
あ、覚えててくれたんだ。
そんな、細かいとこ気遣ってくれるのも…
ああ、そっか。
あたし好きなんだ、青峰の事…
香奈「青峰、あたしも…好き…////」
青「あたりめーだろ。」
そう言って額に落とされたキスも、やっぱり、好き。
*サプライズ*
驚かされて、ビックリして。
この告白は、
練習なしの、君からのサプライズ。