第71章 *回答*〜伊月俊〜
伊「どう考えるかは香奈次第だけどさ」
香奈「うん。」
伊「嬉しいのは…香奈だからだよ?」
その言葉に、普通なら『は?』って思うのに、ドキンと心臓が高鳴る。
香奈「…あたし次第、なんでしょ?」
伊「そうだよ。」
香奈「じゃあ…間違いでも、文句言わないでよね。」
あたしより背が高くて届かないから、あたしはイスの上に立ち膝になって、伊月に顔を近づけた。
伊「どうし…っ////」
恥ずかしいから、目を閉じて一瞬触れる。
キスなんて初めてで、よく分かんなかったけど…一瞬で全身が熱くなるのが分かった。
香奈「…で、どうなの?」
伊「…正解、だよ」
そう言う伊月の顔は真っ赤で、でも、嬉しそうだった。
*回答*
君の問いに対する、
あたしなりの回答。
文句なんて…受け付けません。