第67章 *放課後お泊まり*〜日向順平〜
日向side
日「…は?」
香奈「だーかーら、
今から泊まりに行っていい?」
只今、下校中。
俺はいつも、俺達誠凛バスケ部のマネージャーの香奈と下校している。
そして、今もこうして二人で帰ってるわけだが…
日「いや、おい、ちょっと待て。確かに明日は土曜日だし、俺ん家親いねーけど…は?今から?」
香奈「うん。日向の家に直行。レッツゴートゥー日向ん家。」
日「いや、言い直す必要ないだろ。
…じゃなくて!用意何も出来てねーだろ⁉︎しかも、直行って…服とかどうすんだよ!」
香奈「大丈夫大丈夫。日向の服借りるから。」
いーでしょ?と言って俺の顔を覗き込む香奈。
いや、その仕草は可愛いけどよ…////
っつか何で俺は可愛いとか思ってんだよ⁉︎
いや、普通だろ普通。
香奈「無言はYesと受け取るね」
日「はっ⁉︎っておい!…はぁ、わーったよ…」
早く早く、と言って俺を引っ張る香奈を見て、これ以上何言っても無駄か、と思い、俺は抵抗をやめた。