• テキストサイズ

Sweet Love*

第59章 *猫嫌い*〜緑間真太郎〜


香奈「ん…」


猫が、香奈の唇を舐め…
舐め?


『にゃ〜』


緑「にゃーじゃないのだよ貴様ぁぁぁ!!!」


ここが店だとも忘れて、猫に叫んだ。


緑「香奈、帰るぞ」


香奈の手首を無理矢理引っ張り、会計を済ませ店を出る。


香奈「真ちゃ…痛いよっ…!」


緑「っ!悪い…」


気づけば、公園までずっと香奈の手首を引いていた。
夕方から夜になりかけの時間帯のせいか、人気はない。

この時俺は、自分が何をしようとしてるか分からなかった。
…が、人がいないなら好都合、と、なぜかそんな事を考えていた。


香奈「いきなりどうしっ…んんっ…////」


舌で、香奈の柔らかい唇に触れる。
しばらくして舌を離した俺は、香奈の耳元で、


緑「顔が赤いのだよ…」


と言った。
自分でも信じられない言動だったが、止まらなく、勢いに任せてここまできてしまった。


香奈「真、ちゃん…////
ね、猫より、真ちゃんのが良かったよ?////」


緑「…そうか////」


*猫嫌い*

やはり猫は嫌いだ。
だが、
俺にしか出来ない事も、あるのだよ。
/ 410ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp