• テキストサイズ

Sweet Love*

第59章 *猫嫌い*〜緑間真太郎〜


緑間side


香奈「真ちゃーん!」


緑「…いきなり家に押しかけてきて、何のつもりなのだよ」


香奈「今日は何の日だっ?」


緑「…は?知らないのだよ。」


香奈「それじゃ、教えてあげるっ!」


そう言って連れて来られた場所は…


まさかの、猫カフェだった。


『にゃ〜…』


緑「!?」


香奈「みんな大人しくて可愛いなぁ〜♪人懐っこいし、犬みたい!」


猫を犬みたいと言うやつは前代未聞だが、今俺はそれどころじゃない。
ここにいたらただじゃ済まない…本能がそう告げている。

周りを見渡せば、猫、猫、猫。
………。


緑「なぜ俺がここに来なければならないのだよ!?」


香奈「えー、あたしが猫好きだから?」


俺が聞いたはずなのに、疑問系で返された。
というか猫を撫でるのはやめろ!

向かいの席にいるから、嫌でも視界に入る!


緑「…はぁ、帰るのだよ」


香奈「ちょ、待ってよー…せっかくのデートなのに…」


帰ろうと席を立てば、くいっと服の袖を掴んで引き止められた。
猫を抱きかかえながらなのは気に食わないが…


緑「…少しなら、付き合ってやるのだよ。」


香奈「やったぁ!」


その代わり猫を俺に近づけるな、と一言言い、また先程の席についた。
/ 410ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp