第57章 *罰ゲーム*〜宮地清志〜
香奈side
香奈「ほら、早く早く!」
宮「いっ、いっ…////」
真っ赤になりながら、最初の一文字だけを繰り返す。
元々、どうしてこうなったかと言うと…
お家デート中、私達は暇になったから、古今東西をしていた。
普通なら清志は乗ってくれないだろう。
…だけど、お題は清志が好きなあの人気アイドル・みゆみゆちゃんの可愛いところだったために、清志も全力を尽くしたのだ。
だけど、残念だったね。
私もドルオタ(笑)な上に、毎日清志に語られて、可愛いところなんて百以上知ってる。
私が勝てたのは、清志が噛んでちゃんと言えなかったからだ。
そして、罰ゲームとしてあるセリフを言ってもらおうとしてるんだけど…
香奈「早く言わないと、いつまでも恥ずかしい時間が続くよー?」
宮「うっ…わ、わーったよ!////」
なかなか言ってくれない。
でもまぁ、逆ギレっぽく言う清志は可愛いと思う。
その照れ顔、超タイプ。
宮「い…いつも暴言ばっかで素直になれないけど、本当は…あ、あああ…
愛…し、てる…////」
ズッキューーン!
ヤバい…予想外の可愛さ。
まさかここまでなんて…
香奈「清志可愛いよーーー!」
宮「テメーいっぺん死ねぇぇ!!!////」
私が抱きしめれば、いきなり叫び出す清志。
本当に殺される気がして少し離れれば、清志の顔はヤバかった。
涙目+赤面+震えてる+手の甲で口を押さえてる…って、何これ、意識してなくてその可愛さだったら、私死ねるよ?
宮「…次は負けねーから////」
香奈「そういえば、次のお題出すのは清志だね。」
しばらく何にするか悩んでた清志だけど、しばらくしてニヤッと笑った。
…ヤバい?
いや、アイドル関係なら絶対勝つ自信がある。
それ以外、とか…?
宮「じゃあ…