第41章 *Happy Birthday 1/31*〜黒子テツヤ〜
香奈side
ついにこの日がきた。
一月三十一日。
今日は、私の彼氏の黒子君の誕生日、及び、付き合い始めて一周年の記念日。
香奈「よし、っと…」
そんな特別イベントが二つ重なる今日、私と黒子君はデートをします!
もちろん、デート中にいくつもサプライズを仕掛けるつもりで。
香奈「いってきまーす!」
ドキドキする胸を落ち着かせ、私は自分の家を飛び出した。
…待ち合わせ場所である本屋さんに着く。
そこには、もう既に黒子君がいた。
香奈「黒子君ー!待った?」
黒「香奈さん。いえ、まだ来たばかりです。」
うーん、先に待ち合わせ場所について驚かす作戦は失敗…。
いや、でも、チャンスはこれからいくらでもある!
香奈「じゃあ、行こっか!」
黒「はい。」
そう言って、ふわっと優しく微笑まれる。
ちょ、デート始まったばっかりなのにそれは…////
香奈「…ズルい////」
黒「何がですか?」
香奈「絶対負けないから!////」
ちょっと拗ねたように見せるけど、本当はすごく嬉しい。
私達は、自然に手を繋いだ。
その後、二人で映画館へ。
やっぱりここは恋愛映画っしょ!
という事で、人気の恋愛映画を見る事にした。
『私、レイ君が好き!』
『俺もだよ////』
告白シーンを見て顔を真っ赤にすると、黒子君はクスッと笑った。
香奈「笑わないでよ////」
黒「可愛いです。」
そんな笑顔に負けちゃう私。
でも、楽しんでくれてるなら…結果オーライかな?