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Sweet Love*

第40章 *感覚*〜赤司征十郎〜


赤「これか?」


香奈「征君!それそれ。ありがとね!」


私がニコッと微笑みかけると、ピタッと硬直してしまう征君。
…変な事言ったかな?


香奈「征君?」


赤「っ…////」


征君の顔を覗き込むと、グイッと腕を引っ張られた。
そして、そのまま…


キス、された…


香奈「え…?」


初めての感覚。
でも、多分これがキス。

征君を見ると、顔を赤くしていた。
いつもと違うその顔に、ドキッとする。
このドキッて感覚も、初めて。

だけど、きっとこれは…


赤「香奈…す 香奈「征君、好き。」


恋、だと思う。
私が征君の言葉にかぶせるように言うと、征君はまた固まってしまった。


香奈「征君は?」


赤「…先に言おうとしたんだけど…
香奈には敵わないね。」


フゥ、と息をついて、私に微笑みかける征君。

ああ、やっぱり。
私、好きなんだ。
征君の事。


赤「香奈…好きだ。」


香奈「ふふっ。良かった。」


さっきとは違って、優しく肩に手を置かれて、


私達は、もう一度キスをした。


*感覚*

初めての感覚ばかりだった。
それは、
ファーストキスと、初恋。
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