第7章 宿泊してみました
赤司side
「…何の話だ」
そう尋ねるとは僕を見て、顔を更に青くした。どうやら過去の鍵はコイツラが握っているらしい。
しかし、聞いても良い事なのか。僕の中のある部分がヤメロと赤信号を発する。
女性「あっれー?赤司君覚えてもないのー?あはっ、さすが」
女性「それほどまでに興味なかったんだねー!そんなトコも相変わらず素敵だねー♡」
女性「そうそう!あの時の赤司君、超素敵だったんだから!」
女性「そんな赤司君が何で今と一緒にいるわけ?」
シラナイ、オボエテナイ…
の顔が青ざめていくのに比例して、僕の奥にある"黒い感情"が表に出てくるような感覚が襲う。ヤメロ、僕はまだ…
知りたくない。
「赤司」
「っ…大輝」
「逃げんじゃねぇよ。お前はをこんな顔にさせてるコイツらを許せるのか」
女性「ちょ、青峰君ひどーい。仮にも初対面の女の子に向かってそんな事言うー?」
「うるせぇよ。お前らみてぇなクズがどうなったって俺には関係ねぇからな」
「悪いけど、俺だってそうッスよ。女の子は泣かしたくないんスけど、っちをここまで追い込んで今更逃げるとか無しッスよね?」
「まあ逃げるようなら俺がヒネリつぶすけどねー」
「手加減はしないのだよ。人事を尽くしてないお前らが悪い」
「僕は怒るのは苦手なんですけど…これも仕方ないですよね」
千明「そーそー。男子がやりにくいんなら私がやるから安心してよ」
佐倉は何か知ってるようだ。桃井は…まだ顔が青い。いや、それよりも…
僕は臆病だ。
のためにも、自分のためにも、僕はここで動かなければならないのに。
恐怖が
邪魔をする。