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隣を歩くのは

第5章 変化


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成人式から一夜明け、今日から普通に大学が始まる。運良く午後にある3コマ目からだったあたしは、のんびりと実家を出ても間に合った。


『…昨日は散々だったなぁ』



皆に赤司君に告白したのがばれて、それで終わりかと思えば赤司君から謎の手に入れてみせる発言。

イラッとしたあたしはヤケ酒。一気飲みしすぎて酔えそうだと思ったのに、さすがに大輝に止められた。体の事もあり控えめにいつも通り楽しんだ。

もう赤司君の事で落ち込むなんて、こりごりだ。



それから和ちゃんから連絡が入り、べろんべろんの真ちゃんを引きずりながら合流した。そして真ちゃんが潰れて寝ている間、前半はマシンガントークでひたすら和ちゃんに愚痴を言った。

和ちゃんはあたしの相談相手。就職してしまった和ちゃんとはなかなか会えないから寂しい。

そして真ちゃんが目を覚ました午前3時に解散。和ちゃんは次の日も仕事あったからね。あたし達も学校だし。



二日酔いなんてものもなく、いつものように大学へ向かう。ほんと、酒が強くて良かったのか悪かったのか…




「やぁ」

『こんちはー。…ん!?』

「何をそんなに驚いているんだい?」

『…は!?』



ほんと、酒が強くて良かったのか悪かったのか…



「どうした?気分でもすぐれないのか?」

『あ、うん。二日酔いでね…』

「嘘をつくな。大輝から聞いてるよ。は酒に強くていくら飲んでも二日酔いさえ起こらないと」



…ほんと、酒が(ry



「お、じゃねぇか。昨日は大丈夫だった…か?」

『大輝…大丈夫に見える?』

「…なんかよく知んねぇけど…ドンマイ」

「何がドンマイなんだい?大輝」

「『いやお前だよ!!!』」



ほんと、もうドンマイとしか言いようがない…だけど、これで終わるはずも無く。
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