第4章 大人=第2の人生?
『てめぇ黙って聞いてればty』
來未「いい加減にしてよ!!!」
『そうだよいい加減に…って…來未?』
來未「ちゃんは言ってない!私聞いてたもん!赤司君はちゃんが言った所も聞いてないんでしょ!?結局は自分の都合の良いように解釈してるだけじゃない!私の親友を傷付けるなんて、絶対に許さないんだから!」
お、おおう…來未が怒ったとこ初めて見た。大人しい奴ほど切れると怖いって本当だったんだね…ってそうじゃない!
『く、來未?大丈夫だから落ち着いて…』
來未「ちゃんもちゃんだよ!濡れ衣着せられてなんで怒んないの!?」
『ご、ごめんなさい…』
いやぁ、怒ろうとしてたんだけどね?來未の方が早かったって言うか、数秒の差って言うか…
「落ち着くのだよ、佐倉。それと赤司、佐倉の言ってる事は正しいのだよ。俺も大事な友人を傷付けられて、黙っているほど人間は出来ていない」
「ま、そういう事っスわ。っちはそんな子じゃないッスよ」
「そーそー。お菓子くれるしねー」
「紫原君ならそう言うと思ってました。赤司君、僕も保障しますよ」
「私の親友でもあるからね!お願い、赤司君」
「ま、そういう事だ赤司。せっかくの祝い事だ。楽しく飲もうぜ」
青峰にまた頭をポンポンされる。皆にこんなにも信じてもらえてたなんて…やばい、気を抜いたら涙が出そうだ。
「…どうやら間違っていたのは僕のほうみたいだ。すまない」
『えっ、いいよいいよ。誤解が晴れたみたいだし』
「名前、聞いてもいいかな」
「ちょっと赤司っち!?本気ッスか!?」
『いいよ涼太。そうだと思ってたし。あたしは。よろしくね』
「僕は赤司征十郎だ。そうか、覚えたぞ。。」
『…は?』
「僕からコイツらを奪ってそんなに楽しいか。絶対取り戻してみせる」
…は?何言ってんのコイツ。驚いて近くにいた大輝を見るも、あの大輝でさえも唖然としていた。同じように真ちゃん、涼太、敦、テツ、さつきをみても、皆同じ表情だった。
あぁ、そうか。
赤司征十郎は
キセキ厨なんだ。