第42章 ただ、会いたい
烏丸先生に用意してもらったモニターとまぁのスマホを繋ぐ。
テレビ電話により、柳沢が映る。
カルマ『まぁは無事なんだろうな…?』
柳沢『心配するな。眠っているだけだ。』
そう言って画面を動かすと…。
グッタリ横たわり、手錠をかけられたまぁが映る。
ひなの『まぁ…。』
桃花『うそ…。』
カルマ『…………くそッ…。』
柳沢『明日だ。明日の夜19時。クラス全員でプールに来い。コロ先生のバースデーサプライズをしよう。
あぁ、ちゃぁんと手作りケーキを持ってこいよ。
最高のサプライズを用意しといてやる。』
そう言って、画面は真っ暗になった。
前原『まぁちゃん…』
磯貝『烏丸先生、行かせてくれますよね?』
烏丸『………。赤羽さんの命が優先だ。明日の18時30に全員、まずはここに集合。そして、プールに向かう。
俺とイリーナも同行する。いいな…。』
俺たちは各自家に帰り、明日に備える。
まぁ…頼む…無事でいてくれ…。