第37章 除夜の鐘
カルマ『……………。』
ひなの『だよね!私、先生とまだまだ生き物探したぁい!』
神崎『うん!そうだね!』
前原『俺も磯貝も単純でさ、助けれるなら助ける!』
磯貝『あぁ、もちろんだ!』
片岡『まぁ、スゴイじゃん!』
カルマ『ちょっと待ちなよ…。まぁ。
確かに助かる可能性はある。でもさ、じゃあ今までの俺たちのしてきた事って何だったの?
ちょっと自分勝手にも度が過ぎるよ…。』
『カルマ…?どういうこと…?』
カルマ『俺たちこの一年、暗殺を通して強くなった。絆もできた。まぁ自身、個人的な理由があったけど今日までやってきたわけじゃん?
さんざんクラス全員を、コロ先生を引っ掻き回しといて自分は記憶が戻って、やっぱり殺すのやめようよ。ってそれはあまりにも自己中だって言ってるんだよ。』
『何で…!みんなコロ先生のこと、助けたいとは思わないの?
確かに私はクラスを引っ掻き回した。記憶も失くして、みんなやカルマに迷惑かけた!
でも、ここにちゃんとデータがある!ただの思い付きで話しをしたわけじゃない!!』
中村『まぁ、ごめん。私もカルマと同じ気持ち…。アサシンとターゲット、それが私たちとの絆だって先生は言った。だから、私はそれを最後まで大切にしたい。』
『りお…。』
寺坂『まぁ。よく考えろ。そのデータの信憑性は?確かに俺らだって気持ちは分かる。
けど、こんな半端な終わり方でほんとにいいのか?』