第37章 除夜の鐘
私は今、クラスのみんなとコロ先生と共に教室にいる。
『コロ先生。私は、コロ先生のしたこと、許せない。
けど、コロ先生のこと…好きだよ。触手を手に入れてからも殺意の他に、先生に対する好意は増していった…。
その矛盾する感情とお兄ちゃん…カルマに対する感情を暗殺の妨げと感じた触手が私に考える事を許さなくはなってきてたけど…。
それで、柳沢の目を盗んで色々調べてデータをコピーして隠してたの。
それがこれ…。』
私は、コロ先生の反物質の研究データをみんなに見せる。
ひなの『うっ…全部専門用語だ。』
杉野『ってかよくこんなデータ盗んできたな。』
前原『ってか、長々説明があるけど、ようやくするとどうゆうことだよ。』
ジッと画面を見つめるカルマ…。
カルマ『これって…。最新の研究データ…。しかも、対象が大きければ大きいほど爆発するリスクが小さくなる…。つまり、コロ先生が三月に爆発するリスクはないに等しいって事?』
『そう…。柳沢はもはや、コロ先生に対する憎悪だけで復讐を果たそうとしてる。
私もそれに気づきながらも自分をとめられなかった…。』
神崎『じゃあ、コロ先生は助かるってこと?』
桃花『うそ…!ほんとに?』
コロ『にゅや…。まさか、こんなデータがあったとは…。』
『その可能性が非常に高いってだけだけどね。記憶が戻って思ったの。もう、誰も失いたくない。だから…私はコロ先生を助けたい。』