第35章 記憶の中の彼は…。
今日はクリスマスイヴーー。
『ジングルベール、ジングルベール、鈴が鳴るぅ〜♪』
カルマ『で、何で俺まで…。』
『お兄ちゃん、トナカイ似合ってるよ!』
カルマ心の声(まぁ…。後で覚えてなよ…。ってか…。何その格好。トナカイって草食動物だっけ?
ま、そんな格好したサンタにはトナカイに襲われても文句はないよねぇ〜♪)
渚『ねぇ…。前原君、さっきからまぁを見ながら、カルマ君のトナカイにキバが見える気がするんだけど気のせいかな?』
前原『いや、あれはトナカイの皮を被ったライオンだ…。』
岡島『そりゃあ、まぁちゃん筆頭に女子のあのミニスカサンタ姿見せられたらライオンにでもオオカミにでもなっちまうぜぇ〜!!』
コロ『ヌルフフフ。いやぁ、まさかカルマ君のお家でクリスマスパーティーとは!先生誘って頂けて嬉しいです!』
『…仕方なく…だからね!』
コロ『それでも嬉しいのです。ありがとうございます!まぁさん。』
『…………。』
ひなの『はぁぁい!みんな、プレゼント交換はっじめるよ〜!!』
私達はクラスメイト数人でクリスマスパーティーを楽しんでいる。
『あっ!お兄ちゃんずるぅい!そのイチゴとホワイトチョコのとこ私が狙ってたのにぃ〜!』
カルマ『へぇ〜!じゃあ取ってみなよ?』
ヒュッ…ヒュッ…。
私の動きを簡単にかわすお兄ちゃん。
『ならば…!』
私はお兄ちゃんの脇腹めがけてコチョコチョをくりだす。